オリジナルTシャツをデザインする
あなただけのオリジナルTシャツをデザインするための、コツやマメ知識をお伝えしています。
夏はもちろん年中着て楽しめる!重ね着で組み合わせは多種多様!老若男女気軽に着られる!イベントや団体でおそろいのものを作ってみんなで楽しむことができる!その答えは「Tシャツ」。誰でもいつでも気軽に着られますよね。
このAirPriでは、そんなTシャツをあなたが自由にデザインすることができ、世界に1点だけのあなたのオリジナルTシャツを作ることができます。個人的にオリジナルTシャツを作るのもイイし、チームや団体でおそろいのオリジナルTシャツを作ってみんなで盛り上がるのも楽しいですね!
今回はそんなオリジナルTシャツを作る時に知っておきたい、Tシャツの基礎知識、Tシャツ作りに失敗しないコツ、せっかく作ったオリジナルTシャツを長く着るためのコツまで幅広くお伝えしていきます。
1. 自分に合ったTシャツのサイズを選ぶ
Tシャツはオシャレでいろんな着こなし方がある
Tシャツは言ってしまえば一枚の布ではありますが、Tシャツのオシャレな着こなし方には、「夏などに一枚で着る」や「重ね着で着る」など色々あり、Tシャツのカラーや形、大きさによってそのバリエーションは多種多様です。今回は、その中から「一枚で着る時のTシャツの魅力」について、その一部をここでご紹介しましょう。
タイトサイズの魅力
タイトめなTシャツは、着ることで体のラインが強調されます。男性ならがっちり体型や細マッチョの方に、女性ならスタイルに自信がある方やスッキリ着こなしたい方におすすめの着こなし方といえます。
シンプルなデザインのオリジナルTシャツを作っても逆にそれが映えるので、後のコーディネートはあまり考えなくてもいいでしょう。合わせるパンツも、スキニータイプからワイドパンツまでどれも合わせられるのが嬉しいですね。
オーバーサイズの魅力
自分のサイズよりも大きめのオーバーサイズをあえて着る着こなし方もあります。肩幅や丈が大きく自分の体と合ってはいませんが、それが逆に抜け感を出してオシャレに着ることができます。
またオーバーサイズの場合は、体のラインを隠せるというメリットがあります。最近ちょっとお腹が出てきて・・・など、体型に不安がある方でも安心して着ることができます。痩せている人がオーバーサイズを着てもオシャレに着ることができるので、体型を選ばないのもこのオーバーサイズのメリットでしょう。
ジャストサイズの魅力
ジャストサイズのTシャツは、着こなし方の中でも最もポピュラーな着こなし方といえます。自分のサイズにぴったりなサイズのTシャツを着ることで、普段着として着られます。またぴったりサイズは「フォーマル」という印象もあるので、ビジネスシーンでも着ることができます。
自分のジャストサイズを選ぶためには、自分の体のサイズを知っておく必要があります。機会があれば肩幅、身幅、着丈、袖丈を測ってもらって覚えておきましょう。Tシャツであれば、お腹のベルトにかかる程度の丈がジャストサイズといえます。次の章でサイズ表記についてまとめておきます。
2. Tシャツのサイズ表記のマメ知識
ジャストサイズのところで少し触れましたが、肩幅、身幅、着丈、袖丈という言葉はご存知ですか?自分だけのオリジナルサイズのTシャツを着る時のために少しご紹介しておきましょう。
リブとは?
「リブ」という言葉は聞いたことはありますか?リブというのは「編み方」のことで、伸縮性を持たせる編み方のことです。横に伸びやすく縦には伸びない編み方で、例えばTシャツの襟(えり)やパーカーの袖(そで)や裾(すそ)に使われており、そうした部分をアパレル業界では「リブ襟」や「リブ袖」などと言います。
肩幅
肩幅とは、「肩から反対側の肩までの長さ」です。せっかく作ったオリジナルTシャツも肩幅が小さいとキツくて着られません。ジャストサイズで着たい場合、薄い生地のTシャツなら自分の肩幅と合っているTシャツで問題ないでしょう。厚手のTシャツの場合は、自分の肩幅に対して1㎝ほど余裕を持たせたサイズの方が楽に着られます。
身丈(みたけ)と着丈(きたけ)
身丈とは、洋服の「首の横の付け根から裾(すそ)までの長さ」を表しています。その際、首のリブ部分を含めて計測します。身丈を測る場合は、体の前後どちらでも採寸できますが、基本的には服の全面で測ります。
着丈というのは「首の後ろの付け根から裾(すそ)までの長さ」を表しています。着丈の場合は、首のリブの部分は含めずに計測します。着丈の場合は洋服の背面で測ります。
袖丈(そでたけ)
袖丈とは「肩の付け根から袖までの長さ」のことを言います。袖丈の長さによって「半袖」「五分袖」「八分袖」など、言い方が変わります。
裄丈(ゆきたけ)
裄丈とは、服の首の後ろの真ん中から袖(そで)までの長さのことをいいます。片方の肩と腕の長さを足した長さのことです。
身幅(みはば)
身幅とはTシャツを着た時に「左袖の付け根(脇の下)から右袖の付け根(脇の下)までの長さ」のことをいいます。これと似た意味の言葉で「胸囲」がありますが、胸囲というのは脇の下を一周した長さになります。
3. Tシャツに使われる単位について
Tシャツで単位といえば、S、M、L、LLなどの服自体のサイズを表す単位は、日常的に使われているので皆さんご存知ですよね。
では、服の厚みの単位はご存じですか?「デザインがいいから買ったけどこのTシャツ思ってたより薄い・・・」ということがないように、AirPriでは服の厚みも表記しています。ここでその新しいTシャツの単位をお伝えしていきます。
オンスとは?
この言葉はTシャツなどで時々耳にする人もいるかもしれません。このオンスというのは「生地の厚さを表す単位」のことで、「oz」と表記します。アメリカ文化のTシャツは、その単位まで一緒に輸入したということですね。正確にいうと厚さではなく、重さを表す単位です。
実際の商品にはよく「5.6オンス」などと使われています。この、生地の厚さを測るには方法が二つあります。
一つ目は、商品のタグやお店での表記で確認する方法です。二つ目は、実際に折りたたんで確認する方法です。 Tシャツを折って、全て重なっている部分の厚みを見ます。アメリカの単位なため単位換算はちょっと大変なので、ざっくりご紹介します。
3.5〜4.9オンス
この分類のTシャツは「薄手〜中厚手」に分類されます。生地が薄くさらっとした肌触りなので、暑い夏におすすめの厚さです。中でも素材がポリエステルのものはより清涼感を感じられます。
コストパフォーマンスもいいので、文化祭などでのオリジナルTシャツや、イベントの際のオリジナルTシャツとして使われます。ただ、3オンスあたりのものは生地が薄く、透けやすいので注意が必要です。
5.0〜7.9オンス
この分類のTシャツは「ヘビーウエイト」と呼ばれ、厚手に分類されます。糸も太く、型崩れしにくく、耐久性に優れています。白いTシャツでも中が透けにくいTシャツです。
AirPriでは5.6オンスのTシャツを標準使用としていますので、生地はしっかりしています。最近ではTシャツでもかなり地厚の10オンスまでの厚さを持つ「スーパーヘビーウエイト」という厚さのTシャツも登場しています。
8.0〜13.0オンス
スウェットなどに使われる生地です。裏毛や裏起毛だと厚みが増すのでここに分類されます。吸水・保湿性に富んでいます。言うまでもなく、冬場に好んで着られる服です。
薄手、中厚手、厚手の範囲は、アパレル各社で細かいオンス調整は微妙に異なりますが、だいたいこのくらいの厚みで判別しています。オンスについては、そのTシャツに使用されている糸や編み方についても関わってきます。糸や編み方については、別で記事を用意しましたのでこちらからどうぞ。
オンスについては「AirPriでも使われる単位!「oz」ってなに?」という記事の中でもっと詳しくご紹介しています。オンスについて知っていると、今後服を選ぶときに参考になることがあるかもしれません。
堅牢度(けんろうど)とは?
Tシャツをプリントする時によく目にする言葉が「堅牢度(けんろうど)」です。堅牢度とは、染料などで染色されたTシャツなどの染色の丈夫さを表しています。Tシャツの生地ではなく、そのプリント部分の色の変わりにくさ、色の落ちにくさの度合いのことを指します。
日本工業規格(JIS規格)にも定められており、1級〜5級までで表します。数字が小さいほど色落ちしやすくなります。この堅牢度にはいくつか種類があります。
洗濯堅牢度・・・家庭で洗濯した時の色移り、色変わりがないかの度合い。
摩擦堅牢度・・・TシャツとTシャツが擦れた時に、色移りや色変わりがないかの度合い。
湿摩擦堅牢度・・Tシャツが濡れた状態で擦れた時の色移り、色変わりがないかの度合い。
耐光堅牢度・・・人工的な光を当て、色移りや色変わりがないかの度合い。
汗堅牢度・・・・Tシャツが吸収した汗で、色移りや色変わりがないかの度合い。
水堅牢度・・・・水により、色移りや色変わりがないかの度合い。
ちなみにAirPriでは、Tシャツはインクジェット印刷という方式で、洗濯堅牢度は5段階で一番落ちにくい「4〜5」ですので色落ちはしにくいですが、下にまとめた洗濯方法で洗っていただく方が良いです。
4. もし堅牢度が低くても、取り扱いを気をつければ安心
仮に堅牢度が低いTシャツがある場合、色移りしたら残念です。気に入ったTシャツを少しでも長く切るために、以下の点に気をつけると長く着ることもできるようになります。
・洗濯するときは、Tシャツをひっくり返してソフト洗いで洗う。
・色移りを避けるため、色の濃いTシャツと色の薄いTシャツを、分けて洗濯をする。
・日焼け防止や色移りを避けるため、洗濯後は陰干しで色の濃いTシャツと色の薄いTシャツが触れ合わないようにする。
・漂白力が強すぎて色落ちの原因になるため、塩素系の漂白剤は使わない。
・Tシャツ同士の摩擦を避けるため、収納するときは色の濃いTシャツと色の薄いTシャツを分けて収納する。
このあたりを行なってもらえれば、気に入ったTシャツを長く着ることができます。Tシャツの品質表示と上手な洗濯の方法は、別の記事にまとめて書いてあるので、気になる方はこちらからどうぞ!
5. まとめ
Tシャツの歴史は100年ちょっとですが、その着こなし方や色、デザイン、厚みなどを掛け合わせると、とてもたくさんのTシャツの着こなし方があります。日本で好まれるTシャツの生地と、アメリカで好まれるTシャツの生地も違いますし、海外にはもっと面白いデザインのTシャツがたくさんあるかもしれません。ちょっとお高めのTシャツを1枚持っておくと、少しフォーマルな場面でもジャケットの下に合わせることもできます。
AirPriでは、通常使われている3.5〜4.9オンスの「中厚手」のTシャツではなく、5.6オンスの「ヘビーウエイト」のTシャツを採用しています。せっかくオリジナルTシャツを作るのなら、長く着て頂きたいですからね。ただ、長く着て頂くには洗濯などにも少し注意をしていただけると嬉しいです。
あなたとTシャツがずっと一緒にいられるように応援しています。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。