AirPriでも使われる単位!「oz」ってなに?
「オンス」という単位についてご紹介していきます。
日本にはいろいろな単位が存在します。日本古来から使われている単位もあれば、外国の単位をそのまま日本で使っているというパターンもあります。
AirPriで扱っているオリジナルグッズを作るときの中でもTシャツなどの布系グッズの場合、デザイン画面に入る前のグッズ選択のときに「oz」という言葉が出てきます。これは「オンス」というある単位を表していますが、このオンスという単位は何を表す単位なのかについてこの記事でご紹介していきます。
日本では頻度が少ないですが、この単位を知っているとショッピングで服を選ぶときなどにも役に立つこともあります。
1. 「oz(オンス)ってなに!?」
普段聞き慣れないオンスという単位についてご紹介します。
Tシャツに大切な○○を表示している!
Tシャツを紹介するサイトなどで見かけることがある「oz(オンス)」という単位はご存知ですか?これはTシャツの「厚み」を表す単位として日本で使用されています。もともとはアメリカをはじめとする一部の国で使われている単位です。Tシャツや布製品の製品表示にしばしば表示しています。
oz(オンス)はどんな単位?
オンスという単位は、「重さ」を表す単位です。日本では、重さを測るときに「g(グラム)」を使いますね。ミリグラムやグラム、キログラム、さらに上はt(トン)で表記していて、日常生活に浸透している単位といえます。
反対にアメリカなどの一部の国では、単位として使われるのが、重さは「ポンド」、長さは「ヤード」として表記する「ヤード・ポンド法」です。
このうち重さを表す単位には、ポンドのほかに「オンス」があります。
グラムとオンスの換算
グラムとオンスはどちらも重さを表す単位なので、単位を換算することができます。換算すると、次のようになります。
「1オンス=28.3495グラム≒約30グラム」となります。
2. なぜTシャツは単位がoz(オンス)なの?
日本では、基本的にヤード・ポンド法での表記は禁止されていますが、一部で昔の名残が残っています。日本では、ゴルフやボクシング、意外なところでいうと気象分野などではヤード・ポンド法が使用されています。そしてここで紹介しているTシャツなどの布生地です。
布生地にオンスが使用される理由
Tシャツには生地の厚さを表す単位として使われています。日本はグラムが一般的なので、通常重さは「グラム(g/㎡)」で表します。これがヤード・ポンド法が主流のアメリカでは、「oz/yd2(oz per square yard)」という単位が使われます。これは「オンス パー スクエア ヤード」と読みます。
この意味は「1平方ヤードあたりのオンス数」という意味です。これは「その生地を縦1ヤード×横1ヤードにしたときのその生地の重さ」という意味なので、数字が大きいほどその生地は厚くなるということを意味しています。
3. オンスの違いを生む要因
生地の重さが重いほど、生地は厚くなります。この違いを生み出している要因は主に2つあります。
1つ目の違い
1つ目の違いは、その布に使っている「糸の違い」です。日本には主に糸の拠り方が3種類あり、そのどれを使うかによって、できあがったときの生地の厚みが変わります。また糸に何の素材を使うかによっても糸の太さが変わります。
2つ目の違い
2つ目の違いは、糸を使った「編み方の違い」です。いろいろな編み方がありますが、編み方によっても生地の厚みが変わるのです。糸自体の太さと、編み方を組み合わせることで、いろいろな風合いや見た目、生地の厚みが生まれます。
これについては「Tシャツに使用される素材について」という記事の中でもっと詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
4. ozを使った生地の厚みの感覚に慣れよう
ここではオンスについて知って頂くために、例を交えてご紹介します。
生地の厚さが3.5オンスの布
生地の厚さが3.5オンスの布の場合は、縦1ヤード×横1ヤードの布の重さが3.5オンスということになります。第1章でご紹介したように、1オンスを約30グラムと換算すると、3.5オンスは105グラムということになります。この生地でTシャツを作ると「薄手のTシャツ」という部類に分類されます。生地の厚みは下の写真の通りです。
生地の厚さが5.6オンスの布
生地の厚さが5.6オンスの布の場合は、縦1ヤード×横1ヤードの布の重さが5.6オンスということになります。第1章でご紹介したように、1オンスを約30グラムと換算すると、5.6オンスは約168グラムということになります。この生地でTシャツを作ると「厚手のTシャツ」という部類に分類されます。5.6オンスはどのサイトでも「Tシャツの王道」と呼ばれているほど、定番の肉厚Tシャツです。
生地の厚さが8.4オンスの布
生地の厚さが8.4オンスの布の場合は、縦1ヤード×横1ヤードの布の重さが8.4オンスということになります。第1章でご紹介したように、1オンスを約30グラムと換算すると、8.4オンスは252グラムということになります。この生地で作ると「スウェットの生地の厚み」になります。手を入れてみるとこんな感じの厚みです。
5. AirPriのTシャツについて
AirPriのTシャツのオンス
生地の厚さが3.5オンスの布の場合は、縦1ヤード×横1ヤードの布の重さが3.5オンスということになります。第1章でご紹介したように、1オンスを約30グラムと換算すると、3.5オンスは105グラムということになります。この生地でTシャツを作ると「薄手のTシャツ」という部類に分類されます。生地の厚みは下の写真の通りです。
Tシャツの色に注意
AirPriのTシャツは、どれをとっても5.6オンスなのでTシャツの品質に心配はありませんが、Tシャツ自体の色も重要な要素になります。定番の白いTシャツが一番透けやすい色で、黒に近づくほど透けにくくなります。Tシャツで人気なのは白か黒ですが、この辺りも考慮して生地の色を選ぶのがオススメです。
AirPriで扱っているTシャツについては、「AirPriのTシャツについて」という記事の中で、Tシャツのオンスについてはもちろん、カラーやアプリのデザイン作成画面、配送などについて詳しくご紹介しています。
6. AirPriのトートバッグについて
AirPriでは、トートバッグもオリジナルデザインで作ることができます。扱っているトートーバッグのうち、オンス(生地の厚み)は2種類に分かれるので、ここでご紹介します。
AirPriのトートバッグのオンス
AirPriで扱っているトートバッグは2種類あります。12.0オンスのキャンバストートと8.3オンスのバイカラートートです。トートバッグはもともと重たいものを入れるために作られていたため、とても丈夫な太い糸で作られています。そのため、しっかりした印象の生地になり、必然的に生地の厚みも増えるのでトートバッグはもともと分厚い生地になっています。
12.0オンスのトートバッグ
AirPriでは、キャンバストートという種類のトートバッグが12.0オンスの厚みを持っています。12.0オンスと8.3オンスを両方持ってみると、12.0オンスの方がしっかりした生地という実感が少しあります。生地の厚みは、少し12.0オンスの方が少し厚いかなと感じます。あとはキャンバストートとバイカラートートで色や柄が違うので、選ぶときはオンスよりもサイズや色を重視した方がいいかなと思います。
8.3オンスのトートバッグ
AirPriで扱っているもう1種類のバイカラートートの厚みは8.3オンスです。12.0オンスと1枚で比べたときの違いは少しですが、生地を2枚重ねると少しだけ薄いかなと分かります。ただAirPriのトートバッグの場合は、オンスを基準に比べるよりも色や柄で気に入ったものを選択した方がいいと思います。オンスの差はそれほど気になりません。
AirPriで扱っているトートバッグについては、「AirPriで扱っているトートバッグについて」という記事の中で、トートバッグのカラーや種類、アプリのデザイン作成画面、配送などについて詳しくご紹介しています。
7. まとめ(AirPriでも使われる単位!「oz」ってなに?)
今回は、生地の厚みを表すoz(オンス)という単位についてご紹介してきました。日本ではグラムなのに、急にオンストいう単位が入ってきて少しややこしいかもしれませんが、歴史から考えると、Tシャツもトートバッグもゴルフも海外から入ってきたものなのでその単位が今でも使われていることに納得もできるのではないでしょうか。
AirPriでは、Tシャツもトートバッグも広く受け入れられている人気の厚みを使用しているので安心してオリジナルグッズを作成して頂けます。AirPriは皆さんの個性溢れたオリジナルグッズ作成を全力で応援しています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。