AIrPriで作ったオリジナルデザインの缶バッジイメージ

缶バッジのWEB上の デザインツールとAirPriの違い

AirPriでは、スマホの中であなただけのオリジナルデザイングッズを作成することができます。 この記事では、オリジナル缶バッジを作るときに、一般的なWEBデザインツールとAirPriとの違いをご紹介します。

缶バッジのWEB上の デザインツールとAirPriの違い

AirPriでは、スマホの中であなただけのオリジナルデザイングッズを作成することができます。 この記事では、オリジナル缶バッジを作るときに、一般的なWEBデザインツールとAirPriとの違いをご紹介します。

AIrPriで作ったオリジナルデザインの缶バッジイメージ

缶バッジのWEB上のデザインツールとAirPriの違い

WEB上にあるデザインツールとAirPriのデザイン作成画面の違いをご紹介します。

あなたは今までに、オリジナル缶バッジを作ったことがありますか?自分専用や、友達、家族で共通の缶バッジがあったらいいですよね。その缶バッジを付ければ、その瞬間から色々なものがおそろいになります。 このオリジナル缶バッジを作るためのWEB上のデザインツールがあります。通常はこれを使ってオリジナル缶バッジを作りますが、それには、印刷の知識が必要になります。 ここでは、一般的なWEB上でのデザインツールを使う時に必要な知識をお伝えします。またAirPriでオリジナル缶バッジを作るときのデザイン作成画面についてもご紹介していきます。なお、ここでは分かりやすくするためにカットのズレをかなり大きめに表現していますが、実際にはもっと微小な誤差になります。 この記事を読むと、オリジナル缶バッジを作るときに必要な知識がわかるので、AirPriで缶バッジを作るときに失敗してしまう可能性を減らすことができます。

缶バッジの作り方がわかない犬

1. 缶バッジの一般的なデザイン作成画面はこんな感じ!

オリジナルデザインの缶バッジを印刷会社で作る方法は2つあります。

①デザイン専用ソフトを使う場合

1つ目は、普段からデザインをしている人が使っているAdobe社のIllustrator(イラストレータ)やPhotoshop(フォトショップ)を使う方法です。ソフトを使いこなすという高い専門性が必要な分、デザインの細部に至るところまで自分の好みで作ることができます。これらのソフトは、「レイヤー(層)」という考え方を持っているので、各レイヤーにデータを入れてすべての層が重なることで「完全データ」を作ります。

缶バッジ作成時のレイヤー構造の例

②各社のWEB上のデザインツールを使う

2つ目は、WEB上でオリジナルグッズが作れる印刷通販メーカーのサイトにある「WEB上のデザインツール」を使う方法です。これはWEBの印刷通販メーカーすべてが導入しているわけではなく、割合からいえば全体の10%もないほどだと思います。しかしこの印刷通販メーカーが提供しているWEB上のデザインツールは、缶バッジを作ることに特化した仕様になっているので、初めて缶バッジを作るという人にも使いやすいと思います。

缶バッジの一般的なデザインツールの例

WEB上のデザイン作成画面は、缶バッジの形に合わせた形になっています。多くのデザイン作成画面は缶バッジの定番の正円の形をしています。そして上の図のように、デザイン作成画面には円の内側に線があります。この線は印刷されませんが、印刷のときに大切な線です。図の斜線部分は、缶バッジの裏に巻き込まれる部分です。この部分は缶バッジの正面には来ません。完成した缶バッジの縁(へり)や裏側にくるところです。メーカーによって、円の線が2本のところと3本のところがありますが、ここでは3本の線の場合について後ほどご紹介していきましょう。

2. 断裁とカットズレについて

WEB上にあるデザインツールに線があるのは「断裁」と「カットズレ」のためです。新聞やチラシ、ポスターなどすべての印刷物は「印刷された紙を指定の大きさに切る」という工程があります。缶バッジなら丸い形に切ります。これは機械でやっていくので、大きくズレることはありません。しかし、紙という特性上、温度や湿度の微妙な影響によって、ほんの少しだけ伸びたり縮んだりしています。これによって、決められた位置でカットしているつもりでも若干の誤差が生じてしまうことがあります。さらに、断裁する機械は、同時に多くの紙をカットすることがあります。その場合、下に行けば行くほど少しだけ紙がズレる可能性が高くなります。 これらの理由は、自然現象なので回避しようがありません。その誤差は各社の断裁機の性能などにもよりますが、0.1mm〜1.0mmほどです。ただ、完成したものが著しくデザインを損なうほどではありません。 以上のことが、デザイン作成画面に線がある理由になっています。それではそれぞれの線について詳しく見ていきましょう。

缶バッジのオリジナルデザインを断裁しているイメージ

3. カットラインってなに?

このカットラインというのは、名前のとおり「この線でカットしますよ」という線です。一番イメージがつきやすいのではないでしょうか。無地の缶バッジに、こうしてカットされたオリジナルデザインのものを合わせれば、オリジナル缶バッジの完成となります。 ただ、先ほどお伝えしたような理由で0.1mm〜1.0mmほどカットがズレてしまうことがあります。缶バッジの場合は、裏に巻き込まれる部分も含めて、一番外側にカットラインがあります。そしてその内側には缶バッジの正面のデザイン部分を示す円が描かれており、その少し内側には「余白線」があります。

オリジナル缶バッジ作成の時のカットラインについて

4. 余白線ってなに?

缶バッジの正面を示す仕上がり線の円の少し内側に引かれた線(ここでは点線)を「余白線」といいます。これは描かれたデザインを守るための線です。この余白線の外側に大切なイラストや文字が入っている状態だと、万が一カットがズレてしまったときに、イラストや文字の一部をカットしてしまう可能性があります。また、カットのズレによって、完成したとき文字やイラストの一部が巻き込み部分になってしまい、せっかくの文字やイラストが読み取れない状態になってしまう可能性もあります。 この余白線は、いわば「この中ならデザインしても大丈夫だよ」というガイドラインです。

オリジナル缶バッジ作成の時の余白線について

5. 塗り足しってなに?

カットラインの内側は「塗り足し」といいます。これは缶バッジが完成したときにキレイに見せるために必要です。たとえば、オリジナルデザインが缶バッジの正面部分しかない缶バッジ用のデータがあってカットするときに若干ズレてしまった場合、その部分は缶バッジの下地が見えた状態になってしまいます。 この状態を防ぐために、正面部分の周囲に余分にデザインを入れておいて、もしもカットが若干ズレたときでも端までちゃんとデザインが入っている状態にします。これが塗り足しの働きです。缶バッジにおいてはこの塗り足しが「缶バッジの巻き込み部分」になります。

オリジナル缶バッジ作成の時の塗り足しについて

6. AirPriでの缶バッジのデザイン作成画面をご紹介!

AirPriで大切にしていることは「直感的な使いやすさ」です。これを追求した結果、図のようなデザイン作成画面にしました。WEB上の各社のデザイン作成ツールと違うのは、線の少なさです。AirPriで缶バッジを作るとき、線は缶バッジを正面から見たときの表部分を示す線だけです。余白線は、初めての方には何の線なのかが分かりにくいため表示していません。色がはっきりしている部分は缶バッジの正面にくる部分です。カットラインは、缶バッジ以外の部分と色を分けることで線をなくしつつ分かりやすくしています。また、缶バッジの巻き込み部分は、少し色が薄くなるようにして表示しています。 このデザイン作成画面は、AirPriで扱っているグッズによって違います。缶バッジにはカットラインがありますが、Tシャツやトートバッグはグッズ自体に印刷をするだけなのでカットラインはありませんので注意しましょう。

AirPriのオリジナル缶バッジのデザイン作成画面

余白線がない!?

AirPriでは、デザイン作成画面を簡潔にするために、余白線やカットラインを表示していません。ただ、缶バッジのデザイン作成画面上の「缶バッジの表部分」のラインギリギリにイラストや文字を配置すると、場合によっては文字の一部だけが巻き込み部分にかかってしまうことがあります。イラストや文字を缶バッジの表にしっかり表示させたいときは、缶バッジの表を示す線からやや内側にイラストや文字を配置しましょう。

余白もデザイン!

缶バッジはAirPriのグッズの中でも小さいグッズなので、イラストや文字をできるだけ大きくしたり、使える範囲をフルに使いたい!と思いますよね。でも実はデザインの世界では「余白をうまく使う」ということがとても大切です。余白をうまく使うことでとてもスッキリした印象に仕上がり、素人感も減らすことができます。「余白はデザインの一部」と思って、余白をうまく使いながら、オリジナル缶バッジを作ってみましょう。

AirPriの各グッズのデザイン作成画面

AirPriのデザイン作成画面はグッズごとに違います。デザイン可能範囲は、Tシャツの場合は長方形で缶バッジの場合は円です。また、グッズによってカットラインがあるものとないものがあります。各グッズごとの紹介記事の中で、各グッズのデザイン作成画面の紹介があるので、作りたいグッズで一度確認していただくといいと思います。下に各リンクを貼ってあるのでこちらからどうぞ!

AirPriが一番重視していること

AirPriで一番大切にしていることは「初めてのユーザーが使いやすいこと」です。現状では、オリジナルグッズ作成のアプリがあまり使いやすくないものが多いです。なので、初めての方でも慣れている方でももっと簡単で直感的な操作でオリジナルグッズ作成を楽しんで欲しい・・・!という思いから、印刷会社が立ち上げたアプリです。使い方には徹底的にこだわって、なるべく簡単で分かりやすく直感的かつシンプルな操作で自分好みのグッズが作れるアプリを目指しています。現段階でも、使いやすい!とお客様からお褒めのお言葉を頂きますが、AirPriはまだまだ発展途上なので、これからもご期待ください。

7. まとめ

今回はオリジナル缶バッジを作るときに知っておくといい「カットライン」「余白線」「塗り足し」についてご紹介しました。この概念を知っておくと、もし他の印刷会社でオリジナル缶バッジを作るときでも役に立ちます。 でもAirPriなら、このデザイン作成画面をもっとカンタンにしています。デザインが初めての人でも気軽に使ってほしいという想いから、AirPriはできるだけ「直感的に」を意識しています。生まれた赤ちゃんの写真を使った缶バッジや、クラスの文化祭でみんなで付けられるオリジナル缶バッジ、友達とおそろいで通学カバンにつけるオリジナル缶バッジなど、缶バッジは色々な「特別」を作ることができます。一度AirPriで缶バッジをデザインしてみてくださいね。 ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

AirPriの他のグッズもご紹介!

AirPriでは、缶バッジの他にも色々な商品を取り扱っています。一番人気のTシャツをはじめ、トートバッグやタトゥーシールなどもあります。取り扱うグッズはこれからも追加予定なのでご期待ください! 今扱っているグッズについては下のリンクからどうぞ!