1. 綺麗なグラデーションの配色を作るコツ
グラデーションは、色によっては中間色が暗い色になってしまいます。グラデーションは色の遷移があるので、綺麗なグラデーションを作るためには少しコツがいりますが、分かっちゃえばセンスなしでもOKです。
色相環を使おう!
色(色相)を色が近い順番にして円状に並べたものを色相環といいます。デザインの世界ではよく目にしますが、この色相環を使うとグラデーションの配色がカンタンになります。「普段の生活に役立つ!色の3属性と色相環」という記事では、これから出てくる明度や色相環などを詳しくご紹介しているので、参考にしてください。
明度を変えた同じ色のグラデーション
同じ赤でも「明るい赤」と「暗い赤」があります。これは赤の明度(明るさ)が違うためですが、このような「同じ色で明るさが違う2色」は、基本的に調和して見えるため、グラデーションでも無難な配色です。
色相環で隣の色を使ったグラデーション
色相環で両隣の色を使うグラデーションもよく使われています。色は人間の目に波長として捉えられますが、近い色はこの波長が似ているので人間は違和感なくこの2色を受け入れることができる、つまり相性が良い配色になります。
色相環で2つ隣の色を使うグラデーション
隣の色を使うよりも少し大胆なグラデーションにしたい場合は、色相環で2つ隣の色を使うグラデーションがオススメです。2つ隣の色も類似色に数えられることもあるため、グラデーションにしたときにきれいな色の遷移になります。
補色のグラデーションは避ける!
色相環で、向かい合う色を補色といいます。この補色を使ったグラデーションは、中間の色が汚い色になりやすく、見ている人に不快感を与えることがあるためあまりオススメしません。個人的には、色相環で使いたい色を決めたら、その色から90度以内にある色を使うと綺麗なグラデーションになるのではないかと思っています。
色は多くなるほど難しくなる!
色は1色決めるのも大変ですが、それが2色になるともっと難しくなります(体感では1色の4倍くらい)。3色になると体感では8倍くらい難しくなるイメージです。なのでグラデーションを使う時は2色程度までにした方がデザインがはかどると思います。