AirPriで作成したオリジナルデザインタオルのイメージ

タオルの基礎知識

AirPriでは、スマホの中であなただけのデザイングッズを作成することができます。 この記事では、タオルに使われている糸の種類や、タオルの編み方、タオルの単位などについてご紹介しています。

タオルの基礎知識

AirPriでは、スマホの中であなただけのデザイングッズを作成することができます。 この記事では、タオルに使われている糸の種類や、タオルの編み方、タオルの単位などについてご紹介しています。

AirPriで作成したオリジナルデザインタオルのイメージ

タオルの素材、編み方、単位などの基礎知識

タオルの糸の種類や編み方などについてご紹介していきます。

推しのライブやサッカー観戦には行かれたことはありますか?みんなペンライトかタオルを手に持ってメチャクチャ盛り上がりますよね。そのタオルといえば、生活にとても身近です。朝起きて顔を洗った後、ちょっと手を洗った後、お風呂から出たらバスタオルで体を拭きます。また、ハンドタオルを持ち歩く人も多いでしょう。手を拭く以外にも、ちょっとした汚れを拭き取る場面や、咳をする時、または誰かが泣いている時にサッと差し出す紳士な方もいるでしょうか。そんな生活に身近なタオルが自分の好きなデザインだったら、日常がもっと楽しくなりますよね! 今回は、タオルの基礎知識についてですが、ここでご紹介しているタオルの生地の種類や、編み方によっては、肌触りや使い心地が全然違ってきます。この記事に書いてあることを読むと、あなたの家にあるタオルへの見方がちょっと変わるかも!?

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1. 1. そもそもタオルってなに?

タオルの素材は主に布でできていて、その使い道は水分を拭き取ったり、汚れを拭き取るというのが一般的です。いろいろなシーンでその使い道に合わせた種類のタオルがあります。

布に畳まれたタオル

日本でのタオルの歴史

農業が主産業だった日本では、タオルに当たるものは古くからの「手拭い」が該当します。タオルを調べると「タオル地で作られた手ぬぐい」とあります。農業で汚れた手を拭くことから手拭いとなったのですが、洗った手を拭いたりと言うのは今も昔も変わりません。ただ昔は、農作業中にその手拭いを肩にかけていたり頭に巻いて、手が自由になるようにして持ち歩いていました。今は水を使うところにはだいたいタオルかけがあり、サッと手を拭けますね。 つまりタオルは主に、「昔から水を拭く、吸い取るもの」として愛されてきました。

タオルはもともと日本では手拭いだった

発祥は東ヨーロッパ

イギリス人が1850年代にトルコに行った際、お土産として持ち帰った手芸品の「ターキッシュタオル」がそのきっかけになりました。それから一気に広まり、1860年代に初めて工業化されました。ターキッシュタオルとは細いコットンで編まれたタオルで、吸収性と速乾性に優れているので現在でも作られています。 その後日本にも輸入されましたが、その頃日本には手拭いが主流で、タオルは高級品でした。そのため当時の日本人はタオルを首に巻いてマフラーとして使っていました。今首にタオルを巻いている人がいたら「?」となりますが、当時は大変貴重なものだったんですね。

タオルの発祥はヨーロッパ

2. 2. タオルに使われる糸の種類について

タオルに種類があるの!?と思われるかもしれませんが、タオルに使われる糸には何種類かあります。ここではそのタオルの素材についてお伝えしていきます。

タオルには種類がある

綿(めん)

やっぱり体に触れる一番の定番素材として、堂々の第一位は「綿(めん)」です。肌触りや吸水性、耐久性などタオルに欲しい機能がバランスよくあり、定番素材となっています。 綿が人気の理由はもう一つあります。「天然素材」だからです。ふんわり柔らかな肌触りで繊維の先端が丸いため、赤ちゃんのデリケートなお肌にも使えます。お母さんとしてはとても嬉しい素材ですよね。

タオルで一番多い素材は綿

また洗い立ての新しいタオルはふわふわでとても気持ちがいいので私も大好きです。それに加え綿は、素材の中に水分を吸収してくれるので、吸水性にも優れています。日本では馴染みがあまりないですが、「着るバスタオル」として海外ではバスローブも人気です。 そんな綿のデメリットは、乾きにくいという点です。特に冬や梅雨時は洗濯物が乾きにくく、室内干しでタオルが生乾き臭がしてしまうこともあります。乾きにくさを回避しようとするならば、綿素材のタオルでも薄手のものになりますが、そうすると吸水性や、肌触りも劣ってしまうのが難点です。

タオルに使われる綿のデメリットは乾きにくい点

麻(リネン)

日本ではリネンとして定着している言葉ですね。麻は、吸水性、速乾性があります。なのでキッチンや洗面所など、よく手を拭く場面で使われています。綿のデメリットである乾きにくさを補うことができます。 麻のメリットはもう一つ。それは耐久性です。麻の繊維は強く、濡れると強度はさらに増すと言う特性があります。洗濯を重ねても長く使い続けることができます。

タオルに使われる速乾性があるリネン

ただし、麻のデメリットはシワができやすい事と、洗濯によって縮みやすいと言う点です。洗濯の後はシワを伸ばしながら早めに干した方が良いでしょう。また麻が綿と決定的に違う点は肌触りです。ふわふわの綿と違って、麻はシャリっとした触り心地です。これは好みが分かれるところですが、綿と麻を組み合わせた素材もありますので、自分が一番気持ちいい触り心地を見つける楽しみもありますね。

タオルのふわふわの肌触り

マイクロファイバー

この素材は天然素材とは違い、合成繊維でできた素材です。その原料はナイロンやポリエステルです。その繊維はなんと髪の毛の約100分の1よりも細かい極細繊維からできているので、肌触りはふわふわした心地いい肌触りで、保温性があってしかも軽量です。また吸水性にも優れ、その上乾きやすいのも嬉しいです。合成繊維は、その1本の糸には水分を吸収しません。繊維の間に水分を保持するので吸水性がある上、少し絞れば乾きやすさも実現できているというわけです。洗車用タオルとしても使われています。 理想的な素材にも見えますが、デメリットもあります。合成繊維は電気を帯びやすいので、冬場は静電気が発生しやすくなることと、熱に弱いことです。熱いところを拭くとすぐに溶けてしまいます。

最近タオルに使われるマイクロファイバー

3. 3. タオルに使われる編み方の種類について

タオルに使う糸をどのように組み合わせるかによって、そのタオルの触り心地や機能がさらに変わります。ここではタオルの性格を左右する編み方についてご紹介していきましょう。

パイル生地

タオルといえば、まずこの生地です。繊維をループ状になるように編んだもので、肉眼でも確認できます。生地にたくさんの空気を含むことでタオルにボリュームができるので、ほっぺたをくっつけるとふんわりと優しい心地になります。また、繊維をループ状にすることでタオルの表面積が増えるので、たくさんの水分や汗を吸収してくれるというわけですね。 ただ、冬場に手がガサガサの時は、そのループ上の繊維に角質が引っかかり、ループ状の繊維が伸びて糸がほつれる原因になってしまいます。

タオルによく使われるパイル生地

シャーリング生地

今ご紹介したループ状の繊維の先をカットしたものがこのシャーリング生地です。均一にカットしてあるので毛足が揃っていて肌触りが滑らかな点と、パイル生地のように繊維がループ状になっていないので引っかかって生地や荒れたお肌が傷む心配が少ない点がメリットです。 ただ、カットしてある分吸水性はパイル生地よりは劣ります。それとカットしてあるので、糸が落ちやすくなっているのがデメリットです。

タオルに使用されるシャーリング生地

ガーゼ生地

ガーゼは、皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか。ガーゼ生地は、縦糸と横糸を交互に重ねて織り上げる平織りと言う織り方の生地です。平織りの編み方の特性上、触り心地が柔らかく肌への刺激が少ないので、赤ちゃんの沐浴や顔を拭いてあげる時によく使う方もいると思います。その平織りを何枚重ねるかによって肌触りはもっと心地よいものになります。 網目の間が空気の通り道になるため、速乾性があり、しかも薄手でかさばらないので何枚あっても場所をとりません。

タオルに使用される平織りのガーゼ生地

ワッフル生地

文字通りワッフルのような見た目の生地で、編み方でわざと生地に凹凸を出しているので、肌に触れる面積が少なく、肌触りはサラッとしています。特に夏場などに向いている生地です。凹凸がある分吸水性が高いのでキッチンタオルとしてよく使われています。また生地が厚く保温性もあるので、エステなどでも使われるタオル生地です。 ワッフル生地のデメリットは、その生地の弱さです。変形と生地が縮みやすいので、洗濯の時は気をつけましょう。この生地は水分を含みやすいので、洗濯して干すときにしっかりと水気を落としてから干します。できれば平干しの方が生地には優しく、長く使うことができます。

タオル生地に使われるワッフル生地

4. タオルに使われている単位!?

匁(もんめ)

Tシャツに使われる単位は、「オンス(oz)」という単位を使っています。4回折りたたんだ時の全体の厚さを表していますが、タオルの場合は違う単位を使います。日本では、タオルに「匁(もんめ)」という単位が使われます。この単位は昔の日本で使われていた、尺貫法(しゃっかんほう)の単位の一つです。タオルでの匁は、重さや厚みを表す単位です。日本独自の単位ですが、真珠を測る時だけは、匁の単位の使用が世界でも認められています。

タオルには「匁(もんめ)」という単位が使用される

ダース

タオルは基本的に12枚で1セットになる「ダース」が単位として使用されています。1ダースの標準的な重さは200匁と言われていますので、ここからタオル1枚の平均的な重さを計算することもできます。 ちなみに1匁≒3.75グラムです。    200匁 = 200 × 3.75g = 750g    750 ÷ 12枚 = 62.5g / 1枚 タオル1枚の平均的な重さは62.5gということになります。

タオルに使用される単位としてダースもある

家庭で一般的に使われるタオルの厚みは、200〜220匁です。トイレやキッチン、洗面台にあるタオルはここに分類されます。もう少し上の260匁程度になると、エステサロンや高級旅館などで使われているタオルになります。使い心地がとても柔らかくて高級感があります。

高級なタオルほど厚みがあってふわふわのタオル

5. まとめ

今回はオリジナルタオルについて色々と見てきました。タオルって普段何気なく使っていますが、こう見てみると結構いろいろ考えて作られているんだなと感心してしまいますね。AirPriでオリジナルデザインのタオルを作る時は、印刷面は吸水性、速乾性にも優れているポリエステル、その裏面は肌触り重視の綿を使ったパイル生地、さらに印刷は発色がとても綺麗に出る昇華転写印刷をご用意しています。あなたが考えたオリジナルデザインとタオルのサイズを決めれば、あなたの日常に彩りをさらに加えてくれるオリジナルアイテムができ上がります。 また、子供さんの習い事やスポーツ観戦にオリジナルタオルを持っていくのも楽しさ倍増ですね。 ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。