オリジナルタオルのデザイン作成で注意すべき点
この記事では、オリジナルタオルのデザイン作成で注意することをご紹介します。
オリジナルタオル作成では、Tシャツと違って全面印刷(片面)が可能です。なので、とても大胆なデザインができるのがメリットです。チームやサークル、学校のクラスなどで、おそろいのオリジナルタオルを作ると団結力もアップしますよね。ただ、イメージ通りのオリジナルタオルにするためには、注意すべき点があります。この記事では、オリジナルタオルのデザイン作成で注意すべき2点をご紹介します。
1. 【前提知識】タオルには個体差があることに注意!
まず最初は、どこのタオル作成サイトでも共通しているタオルの個体差についてご紹介します。
製造段階でタオル1枚ずつに個体差が出ることに注意
AirPriで扱っているタオルは、タオル専門のメーカーから仕入れています。メーカー側でタオルを縫製するときに、タオル1つずつにどうしても個体差が出てしまいます。タオルの個体差については、布製品は避けようがありません。その結果、同じサイズのタオルでも、1~3cm程度の個体差が生じます。
印刷は1枚ずつ手作業で行っていることに注意
AirPriのオリジナルタオルの印刷は、昇華転写印刷を採用しています。この印刷方法は、あらかじめ転写シートに印刷したオリジナルデザインを真っ白のタオルと合わせて熱で圧着させることで、インクを気化させると同時にタオルにデザインを定着させる印刷方法です。この方法では、昇華転写の担当者が、タオル1枚と転写シート1枚を、1回ずつデザインを合わせて印刷しています。そのため、ほんの少し誤差が生じることがあります。
2. 【注意点①】タオルの背景デザインは塗り足し線まで!
第1章でご紹介したようにタオルには個体差があります。その上でオリジナルデザインを綺麗に印刷する方法をご紹介します。
タオルの塗り足し線とは?
AirPriタオルのデザイン作成画面で、配置したオブジェクトを選択しているとき、タオルの周りに細い緑の線が表示されます。これは、AirPriの塗り足し線といいます。塗り足し線は、①タオルの個体差があるとき ②万が一印刷が若干ズレたときでも、タオル全体に背景デザインを印刷できることを保証する線です。オリジナルタオルの背景デザインをこの塗り足し線までは広げれば、端まで綺麗に印刷ができます。
デザインが塗り足し線までないとどうなる?
オリジナルタオルのデザイン作成で、もしも背景デザインがこの塗り足し線までないと、タオルの端部分のデザインが切れてしまい、タオルの地の色(印刷されていない真っ白のエリア)ができてしまいます。せっかく作ったオリジナルタオルがこの状態ではテンションも上がりませんよね。
塗り足し線までデザインがあれば安心!
第1章でご紹介したようなことが起こる前提で、オリジナルタオルの作成を進めていただければOKです。あまり難しく考えず、タオルの周りに表示されている緑の線よりも、背景デザインが大きくなるようにデザインをしましょう。
3. 【注意点②】大切なデザインは余白線以内に!
第1章の内容を踏まえて、2つ目の注意点をご紹介します。
タオルの端にあるデザインはどうなる?
たとえば、タオルの端の端に文字を入れたデザインを注文した場合、おそらく印刷では文字が見切れてしまい、場合によっては読めなくなってしまう可能性もあります。これは、第1章でご紹介した2つの理由によるもので、どうしても避けられません。Tシャツやトートバッグでは、「デザインエリアの端=グッズの端ではない」ため、端のデザインも反映されますが、タオルは「デザインエリアの端=グッズの端」なので、端のデザインは見切れることがあるという認識で、タオルにオリジナルデザインをしていただければと思います。
見切れてほしくないデザインは余白線の内側に!
AirPriタオルのデザイン作成画面で、配置したデザインオブジェクトを選択しているとき、タオルの内側に表示される青い点線があります。この線を余白線といいます。この線は「タオルに個体差がある場合でも、この線の内側にあるデザインは見切れません」ということを保証するための線です。見切れてほしくないデザインは、この線よりも内側にデザインしましょう。
余白線の外にあるデザインはどうなる?
たとえば、オリジナルタオルのデザイン作成で、余白線の外側に文字を置いたデザインを注文したとき、その文字は完全になくなってしまうか、見切れてしまいます。もしくは見切れる可能性が高くなってしまうので注意が必要です。
切れてほしくないデザインは余白線の内側に!
文字だけでなく、写真やイラストなどでも「この部分はデザインに絶対反映させたい!」という部分は、余白線の内側にデザインしておきましょう。そうすれば、そのデザインをタオルに印刷しても見切れてしまうことはありません。
4. こんなタオルデザインは注意!
オリジナルタオルのデザイン作成において、上手く印刷ができない可能性があるデザイン例をご紹介します。
タオルの端に沿った細いデザインは注意!
タオルデザインの端の端に、タオルを囲むように線などを配置したデザインは、綺麗に4辺がデザインに反映されるように印刷できる保証がありません。どこかの辺が切れてしまっていたり、タオルのふちとの距離がアンバランスになる可能性が高いです。また、タオル自体が綺麗な長方形ではなく、歪んだ形をしているため、あまり綺麗な印刷にならない可能性があります。
タオルの縁を同じ幅で残すデザインは注意!
タオルの縁を同じ幅で残すデザインは、印刷後では同じ幅になっていない可能性があります。タオル自体の個体差による影響など、第1章でご紹介したことが原因です。タオルの周囲を残すことはできても、幅にはばらつきが出てしまうことは留意しておきましょう。
タオルの対角線を繋いだ線はズレる
下の図のように、タオルの角と角をつないで対角線を引いたデザインは、印刷すると、デザインがぴったり角に合わさっていないデザインになる可能性が高いです。これも、第1章でご紹介したことが原因で起こってしまいます。タオルは角の位置にばらつきがあると思ってオリジナルデザインを進めていただければと思います。
タオルの端に合わせたデザインはズレる
例えば、正方形や長方形などのデザインを、タオルのデザイン作成画面に配置したものを印刷すると、デザイン上ではぴったり合わせたはずが印刷ではズレてしまいます。タオルは1つ1つ個体差があり、角が綺麗な90度ではありませんので、注意が必要です。
5. タオルの関連記事はこちら!
AirPriでオリジナルタオルを作成するときに、お役に立てる情報満載の記事をまとめました。
アプリでタオルをデザイン作成する
オリジナルタオルが作成できるサイトはほかにもあります。でも、「だれでも簡単に」「直感的な操作で」オリジナルタオルが作成できるのはAirPriの魅力です。なぜ、AirPriでオリジナルタオルを作るのがオススメなのかについては「アプリでタオルをデザイン作成する」という記事で詳しくご紹介しています。
AirPriで扱っているタオルってどんなタオル?
AirPriで扱っているタオルの大きさや印刷方法、納期、オプションなど、ご注文前に知っておきたいですよね。AirPriのタオルの概要については「AirPriで扱っているタオルについて」という記事でご紹介しています。
AirPriタオルのサイズについて
AirPriでは、デザインできるタオルの種類を4種類ご用意しています。ハンカチサイズのタオルからバスタオルの手前のサイズまであります。もっと詳しく知りたい方は「AirPriタオルのサイズ」という記事でご紹介しています。
アプリでクラスタオルも作成できる!
AirPriのアプリを使ってクラスタオルを作成すれば、デザインの共有はスクリーンショットでカンタン共有できます。クラスタオルを作成するメリットや、デザイン例などについては「かわいいクラスタオルをデザイン作成する!」という記事でご紹介します。
部活でタオルをおそろいにする!
クラスタオルと共に人気なのが、部活タオルです。部活動を盛り上げるアイテムとして、部活タオルはオススメです。AirPriでは、プロデザイナーが描いた部活タオルのテンプレートデザインもあるので一度のぞいてみてくださいね。詳しくは「オリジナル部活タオルはアプリでカンタン作成!」という記事でご紹介します。
タオルの素材の種類について
現在では、タオルを構成する素材は、綿だけではありません。タオルに使用される素材は主に3種類あり、それを使った編み方はもっとあります。詳しくは「タオルの生地の種類」という記事でご紹介しています。
タオルに使われる単位ご存知ですか?
タオルには、「匁」という単位が今でも使用されています。この単位は、タオルの枚数を表す単位ではありません。でもタオルを使うには重要な単位です。詳しくは「タオルに使われる単位!匁とは?」という記事でご紹介しています。
6. まとめ(【タオル】オリジナルデザイン作成時の注意点)
今回は、タオルのサイズをなるべく分かりやすくご紹介してきました。AirPriでは、いろいろなタオルサイズの中から、人気の4種類のサイズをご用意しています。みなさんの使用用途に応じて、タオルのサイズを選んでいただければと思います。AirPriは豊富なデザイン機能、フォント、イラスト、写真で、ここでしか作れないオリジナルデザインを作成できます。タオルは、日常の中で気軽に長く使えるアイテムなので、ぜひ一度アプリを覗いてみてくださいね!この記事がみなさんのオリジナルタオル作成のお役に立てれば嬉しいです。