YouTubeのサムネイル画像を作成し文字を入力するイメージ

YouTubeサムネイル画像に入れる文字の選定

情報を伝えるための手段として、もっとも正確に伝えることができるのが文字です。今回はYouTubeのサムネイル画像に使用する文字についてご紹介していきます。

YouTubeサムネイル画像に入れる文字の選定

情報を伝えるための手段として、もっとも正確に伝えることができるのが文字です。今回はYouTubeのサムネイル画像に使用する文字についてご紹介していきます。

YouTubeのサムネイル画像を作成し文字を入力するイメージ

YouTubeサムネイル画像に入れる文字の選定

YouTubeのサムネイル画像に文字を入れる時のヒントをお伝えします。

YouTubeは2005年に公開されてから、今日まで人気の動画サービスです。動画の視聴回数やチャンネル登録者数などによって収益化できるのが魅力で、現在も毎日500時間分の動画がアップロードされています。そんなYouTubeに動画をアップするときに大切なのが、動画の顔となるサムネイル画像です。今回はサムネイル画像の文字に特化して、個人でも素敵なサムネイル画像が作れるようになるためのヒントをご紹介します。

YouTubeのサムネイル画像が並んでいる画面

1. YouTubeでサムネイル画像の文字は重要!

YouTubeには、毎日500時間分の動画がアップロードされており、2024年当時で、YouTubeの動画総数は148億本以上とされていました。この大量の動画の中から、自分が作った動画を見てもらうための一つの鍵が、サムネイル画像です。

YouTubeサムネイル画像は1〜2秒が勝負!

大量の動画の中から、自分の動画を見つけてもらうための一つの鍵となるサムネイル画像。動画を作った人はみんな同じ気持ちで作っていますが、YouTubeの視聴者は、自分が見たい動画を発見するまでサーっと流し見しています。視聴者が一つのサムネイル画像にかける時間は、1〜2秒程度と言われています。なので、ここで「おっ!」と思ってもらえるようなサムネイル画像作成が大切です。

YouTubeサムネイル画像の文字数の最適解

今お伝えしたように、一つのサムネイル画像にかける時間は1〜2秒なので、この中で動画の概要を紹介する必要があります。人間が瞬間的に理解できる文字数の上限は15文字とされています。このことから、サムネイル画像に使用できる動画説明の文字数の限度は15〜20文字程度が適切ということになります。

2. YouTubeサムネイル画像に入れる文字の選定

文字はデザインを左右します。サムネイル画像に入れる文字についてご紹介します。

YouTubeサムネイル画像に入れる言葉の選定

特に日本では、言葉は力があるとされています。また、日本人は言葉のニュアンスに敏感なので、サムネイル画像に使う言葉ひとつで動画の視聴率が変わります。「今だけ」や「限定!」という言葉は注目を惹きつけやすくなります。また、「2倍お得!」などの数字での表現も効果的です。

YouTubeサムネイル画像に使う文字のフォントは?

文字のフォントは、デザインの方向を左右する重要な要素です。子供向けなら角丸のフォントやもっちりしたフォントがオススメです(図①)。オシャレなサムネイル画像にしたい場合は、細めのフォントや、角が柔らかいフォントがオススメです(図②)。男性向けなら、がっしりしたイメージのフォントがいいでしょう(図③)。このようにフォントはそのサムネイル画像の方向を左右するため、いろいろなフォントを見て目星をつけておくのがオススメです。

YouTubeサムネイル画像に使う文字のフォントはターゲットで分ける

Youtubeはサムネイル画像の右下には文字を置かない!

YouTubeを開いて、サムネイル画像を確認してみるとすぐに分かりますが、サムネイル画像の右下にはその動画の再生時間が必ず表示されます。なので、この部分に文字を配置すると、時間表示と重なって読みにくくなってしまいます。YouTubeを見るデバイスによって若干のサイズの差はありますが、この部分には文字の配置は控えと方が無難です。

YouTubeサムネイル画像の右下には文字を入れない

3. YouTubeのサムネイル画像にも生かせる!文字の3要素を理解しよう!

文字の3要素とは、「視認性」「判読性」「可読性」です。YouTubeのサムネイル作成では、ある理由からとくに文字の3要素が大切です。それぞれご紹介します。

YouTubeのサムネイル画像に文字の3要素が必要な理由

YouTubeのは、多くの人が見ていますが、その4人のうちの3人はスマホで見ています。となると、当然サムネイル画像も小さく表示されます。小さく表示されたときでも、YouTubeユーザーに動画を見てもらえるようになるには、サムネイル画像の中の、文字で表現した内容をちゃんと伝える必要があります。

サムネイル画像の文字は視認性を高く!

視認性というのは「見やすさ」のことです。サムネイル画像の背景色と文字の色が似ている場合、ちょっと立ち止まらないと読めません。この場合は視認性が悪いといえます。黒背景に白文字は視認性が高いといえます。色との相性も関わってきますが、パッと見てパッと分かる・認識できる文字のフォントがオススメです。

YouTubeサムネイル画像に入れた文字が見にくい

サムネイル画像の視認性を上げるテクニック①

YouTubeのサムネイル画像は、限られた範囲に要素を入れたいので、背景に写真があったり要素が重なっていることが多いです。使う色によっては、背景とケンカしたり、逆に同化してしまい視認性が下がってしまいます。そんなときのオススメは「ふち文字」です。文字の周りをふち取ることで、境界線ができるので視認性が上がります。

YouTubeサムネイル画像の文字をフチ文字にすると視認性が上がる

サムネイル画像の視認性を上げるテクニック②

背景に写真を使用している場合、色の情報が多いと文字の色を何色にしても視認性が上がらないことがあります。そんなときは、透明(透明度20%ほど)な四角をおいてみましょう。これはデザイナーがよくやる手法で、サムネイル画像をふち文字よりもスッキリ見せる効果があります。

YouTubeサムネイル画像の文字が見やすくなるテクニック

サムネイル画像の文字は判読性も考慮する!

判読性とは、文字の分かりやすさです。たとえば「弊」と「幣」などが、読む人に正しく判断されるかという基準です。自分のサムネイル画像を一瞬しか読まれないことを考えると、正しく伝わる文字やフォントを選ぶことはとても大切です。

サムネイル画像で注意!読みにくいと判断されやすい文字やフォントの例

下の画像で、判断に一瞬迷うような文字を列挙してみました。漢字や数字、アルファベットなどさまざまありますが、フォントによっては判断がつきにくいものもあります。自分のサムネイル画像に入れて、他の人に確認してもらうのがオススメです。

サムネイル画像は読みやすい文字で入れる

サムネイル画像の文字は可読性も大切!

可読性とは、文字や文章の「読みやすさ」のことです。パッと見たときに「お得」と「おとく」という文字なら「お得」と書いてあるほうが読みやすいですよね。サムネイル画像の文字を考えるときも、漢字とひらがなのバランスなどは見ておくのがオススメです。サムネイル画像は、15〜20文字という限られた文字数の中なので、漢字を多くして文字数を稼ぎたいと思いますが、漢字ばかりのサムネイル画像は硬い印象になりやすいので注意が必要です。

4. サムネイル画像でのフォントの役割

文字にはさまざまなフォントがあります。使用するフォントによって、サムネイル画像の表情をかえることができます。

サムネイル画像を堅いイメージにするとき

新聞などで使用されているフォントを明朝体といいます。明朝体はたくさんあっても疲れにくいという理由から新聞でよく使用されていますが、習字で書いた漢字のような山がつくことから堅い印象があります。真面目な動画にしたいときには効果的なフォントです。

YouTubeサムネイル画像を堅いイメージにする場合のフォント

サムネイル画像の強調する箇所に使うフォント

強調したいときには、文字の太さがどこも同じゴシック体がオススメです。ゴシック体には、文字の角が角ばっている角ゴシックと、文字の角が丸い丸ゴシックがあります。角ゴシックは男性的なイメージがあり、丸ゴシックは女性的なイメージがあります。

YouTubeサムネイル画像で強調する時に使えるフォント

サムネイル画像に柔らかい印象を与える手書き風フォント

明朝体やゴシック体のほかにも、手書きしたように見えるフォントもあります。さまざまな手書き風フォントがありますが、風合いが柔らかく、親近感を覚えやすいという利点があります。YouTubeのサムネイル画像に、うまく手書き風フォントを使うと効果的です。

YouTubeサムネイル画像で目を引く手書きフォント

5. YouTubeサムネイル画像の関連記事

YouTubeのサムネイル画像の作成についてのほかの記事をご紹介します。

YouTubeのサムネイル画像って必要?

YouTubeのサムネイル画像は、それだけ作成するにもいろいろなことを考えなくてはいけませんよね。サムネイル画像って本当に必要なの?と思うかもしれませんが、作成するに値する理由があります。これについては「YouTubeのサムネイル作成のメリットと注意点YouTubeのサムネイル作成のメリットと注意点」という記事でご紹介しています。

YouTubeサムネイル画像作成の前準備

サムネイル画像の作成には、どんな人に見てほしい動画なのか、自分の動画のイメージなどがある程度固まった上で、どんな文字にするかなどの前準備が必要です。このあたりについて、詳しくは「Youtubeのサムネイル画像を作る前準備」という記事でご紹介しています。

YouTubeでのサムネイル画像のサイズは?

サムネイル画像の縦横のサイズは、実は時に決まったサイズはありません。ただ、このサイズが一番画像を大きく見せられるというサイズがあります。また、サムネイル画像の画像ファイルの重さには上限があります。サムネイル画像のサイズのあれこれについては「YouTubeのサムネイル画像サイズと規格」という記事でご紹介しています。

YouTubeのサムネイル画像のサイズと規格について

YouTubeのサムネイル画像は、その動画の顔となるのでとても大切ですが、そのサムネイル画像のサイズには2種類あります。1つ目のサイズは、決まってはいないが推奨サイズがあるもので、もう1つのサイズは決められたサイズ以下のものです。YouTubeのユーザーが動画検索をするとき、自分のサムネイル画像はユーザーから綺麗に見られたい!という方は「YouTubeサムネイル画像のサイズと規格」という記事で詳しくご紹介しています。

YouTubeのサムネイル画像を無料で作成できるアプリ

スマホ・タブレット用のグッズ作成アプリのAirPri(エアプリ)は、さまざまなSNS画像を完全無料で作成できます。またこのアプリにしかないイラストや機能があるので、YouTube内の他の動画と差をつけたいという方にはオススメのアプリです。詳しくは「AirPriのアプリでYouTubeサムネイルを作成する」という記事でご紹介しています。

6. まとめ(YouTubeサムネイル画像に入れる文字の選定)

今回は、YouTube動画のサムネイル画像作成の中でも、特に大切な文字についてご紹介していきました。文字は一番早く正確に情報を伝えられる手段なので、適切にサムネイル画像に使用することで、YouTubeでの効果が出やすいです。そのためには文字の3要素や、フォントなどの基礎知識が欠かせません。焦らず1つずつ理解していただけたらと思います。 この記事があなたのYouTube用サムネイル画像の作成のお役にたてれば嬉しいです。