お揃いのパーカーを着ているカップル

パーカーの基礎知識

2024年秋にAirPriでデザインできるようになったパーカー。ここでは、パーカーの歴史から着こなし方までご紹介しています。秋冬に大活躍するパーカーの魅力を再発見できます。

パーカーの基礎知識

2024年秋にAirPriでデザインできるようになったパーカー。ここでは、パーカーの歴史から着こなし方までご紹介しています。秋冬に大活躍するパーカーの魅力を再発見できます。

お揃いのパーカーを着ているカップル

パーカーについての基礎知識

普段着ている人も多いパーカーについて、単位や生地などをご紹介しています。

冬のカジュアルファッションの定番といえばパーカーです。パーカーはみなさん1着は持っているのではないでしょうか。私はパーカーが大好きなので、何着も持っています。今回は、2024年の秋からAirPriでも取り扱うことになったパーカーについての基礎知識をご紹介していきます。誰かに話したくなることを見つけられるかもしれません。 この記事を読んだら、次にパーカーを買うときにちょっと違う視点で選べるかも!?

オリジナルデザインのパーカーを着ている人

1. パーカーの基礎知識

寒い日本の冬には欠かせないと言ってもいいくらいのパーカー。冬に暖かいパーカーは、日本で生まれたものではありません。まずはパーカーの由来から見ていきます。

「パーカー」の語源

パーカーという言葉の語源はイヌイット語です。イヌイット語の「Parka」から来ていて、意味は「動物の毛皮」という意味です。Parkaというのは、とても寒いところに住んでいるイヌイットの人たちが、トナカイやアザラシなどの毛皮から作ったフード付きの防寒着のことです。イヌイットが住んでいるアラスカなどの地域は、氷点下30度以下にもなるので、とにかく体を温めるように作られていました。その形から、パーカーと呼ばれるようになりました。

パーカーの語源となったイヌイットの人々

パーカーの定義

パーカーの定義は「首部分に頭を覆うためのフードがついている衣類の日本での総称」のことを指します。また、フードがついていることによって、首元に2本の紐があるのも特徴です。ポケットがついているかどうかは定義にはあまり重要ではなく、フードがついていることでパーカーかどうかが決まるようです。

フードがついていることがパーカーの定義

パーカーは日本だけ!?

パーカーの形をしたアウターは世界中にありますが、その形を「パーカー」と呼ぶのは日本だけです。実は海外では、フードがついている服という意味で「フーディ」と読んでいます(正式には「フーディスウェットシャツ」)。 仮に、海外のお店で「パーカー」というと「防寒着、カッパ」という意味でフードが付いた防水のジャケットなどを持ってこられるので注意しましょう。

パーカーと呼んでいるのは日本だけで英語圏ではフーディという

パーカーの歴史

海外では、パーカーは1930年代にアメリカで生まれ、ファッションの本場ニューヨークで販売されていました。最初は労働用の服でしたが、1970年代にヒップホップのアーティスト達が着始めたのが、パーカーファッションの流行の先駆けでした。その後、映画の主人公などがパーカーを着ていたことなどもあり、パーカーは人気になりました。 日本では、1990年代頃から、ヒップホッパーやスケーターなどストリート系で活躍する人たちがパーカーを着ていたところから、流行に火がつきました。実際着ていると、スウェットよりも首周りが温かいので、私も冬はよくパーカーを着ています。

パーカーが流行り出したのはHIPHOPが始まり

2. パーカーの種類

現在では、冬のカジュアルフォッションの王道の地位を確立したパーカー。パーカーとはフードがついた衣類の総称ですが、一口にパーカーと言ってもいろいろな種類があり、お店などでは○○パーカーなどと書かれています。ここではパーカー選びに役にたつパーカーの種類を見ていきます。

プルオーバーパーカー

一番定番のパーカーです。パーカーの前面にジッパーがなく、上からすっぽりかぶって着るパーカーのことです。「プルオーバー」はファッション用語で「前に開きがなくかぶって着るタイプの服の総称」です。パーカーに限らず、どんな服の場合でもどんな素材でもかぶって着るならプルオーバーになります。AirPriでは、このプルオーバーパーカーがオリジナルデザインがしやすいので採用しています。 また、パーカーはチームなどで合わせるアイテムの代表格です。

一番定番のプルオーバーパーカー

ジップアップパーカー

パーカーの前面にジッパーが付いているタイプのパーカーです。脱いだり着たりがやりやすく、ジッパーを上げて着てもOKですが、ジッパーを下げたまま着てもOKです。下げて着ることで、インナーとのコーディネートが楽しめるタイプのパーカーです。また、ジッパーを上から少し下げた状態でインナーをちょっと見せる着こなし方もできるパーカーです。

前面中央にジッパーがついているタイプのパーカー

ダブルジップアップパーカー

ジップアップパーカーはジッパーが一つですが、そのジッパーが上からと下から両方付いているパーカーをダブルジップアップパーカーと呼びます。上のジッパーを少し下げてインナーを見せてもOKな上に、したのジッパーを少し上げてインナーの裾(すそ)をちょっと見せるファッションを楽しむこともできるパーカーです。コーディネートの幅が広がります。

ハーフジップパーカー

ジップアップパーカーに対して、ジッパーが上半分にしかないパーカーです。ジッパーを下げれば、首元からインナーをちょっと見せることもできます。もともとは、スポーツをする人が温度調節がしやすいように設計されたジッパーのパーカーです。冬などでも外でスポーツを楽しむ人は、薄手のハーフジップパーカーなどがおすすめです。

ハイネックパーカー

通常のパーカーに比べると、首元とフードの間が立ち上がっているハイネックタイプのパーカーです。パーカーを長く着ていると、フードがペタンとしてしまうのがイヤだ!という方にはおすすめで、フードにボリューム感があるのでフォルムとしてもかっこいいデザインです。また、自転車を使う人などは、首から侵入する冷たい風を軽減してくれる強い味方です。ハイネックパーカーにも、プルオーバーとジッパータイプのパーカーがあります。

前面の首元が立ち上がっているタイプのパーカー

Vネックパーカー

通常のパーカーでは、首元が丸首なのに対して、Vネックパーカーは首元が「Vの字」になっているタイプのパーカーです。フォルム的に首元がスッキリして見えるので、女性用のパーカーに多い印象のパーカーです。

首元がVの字になっているタイプのパーカー

アノラックパーカー

もともとは、キャンプや登山などのアウトドア用のウエアですが、最近はストリート系のファッションとしても取り入れられており人気のパーカーです。少し前まではアノラックパーカーは地味な色が多かったですが、最近のアノラックパーカーはデザインなども重視して作られています。また、もともとの防寒や防水の機能はそのまま兼ね備えているパーカーです。

アウトドアタイプの生地にフードを付けたパーカー

ダンボールパーカー

ダンボールを切った時の断面の構造とよく似た作りで作られている素材でできたパーカーです。外側と内側で2つの記事を合わせて作られているので、適度に空気が入る半面、保温性もあるパーカーです。特徴は、しっかりした生地なのでフードが立ちやすいことです。

ニットパーカー

ニットパーカーは、ニット生地で作られているパーカーです。ニットパーカーはプルオーバーパーカーのタイプもありますが、Vネックになっていたり、ジップアップパーカーだったりと、デザイン性が高いものが多い印象があります。

パーカーと一口に言っても、さまざまなタイプのパーカーがあります。アウターファッションを楽しみたい方や、チームやサークルなどでおそろいのパーカーデザインを作りたい方にはプルオーバーパーカーがオススメです。インナーとのコーディネートを楽しみたい方にはジップアップパーカーやVネックパーカーなどもオススメです。AirPriでは、印刷範囲を大きく取りたかったので、パーカーの代表格であるプルオーバーパーカーを採用しています。

3. パーカーの生地の種類をご紹介!

パーカーの生地も最近では色々な種類が出ています。薄手の生地から厚手の生地のパーカーまであるので、パーカーを着る時期などによって変えることができます。パーカーに使用される生地については、別で記事をご用意しています。詳しくは「パーカーに使用される生地の種類」という記事をご覧ください。意外と生地の種類が多いことにびっくりすると思います。

4. パーカーの厚みについて

パーカーの温かさは生地の種類によっても変わりますが、直接的に温かさに関わってくることといえば、パーカー自体の厚みです。秋も着られる薄手のものから厚手の温かいものまでパーカーにはさまざまあります。その厚みについてこの章ではご紹介していきます。

厚みを表す単位がある!?

パーカーをはじめ、衣類には厚みを表す単位があることをご存知ですか?厚みを表す単位は「oz(オンス)」というものがあります。日本では重さを表す単位は、外国由来で言えば「g(グラム)」、日本古来からのものなら「貫(かん)」などがあります。 オンスというのは、アメリカなどで使用されている重さの単位「ヤード・ポンド法」を用いたものです。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、釣りのルアーや、ボクシングでは日本でもオンスの単位が使用されています。そして、衣服の世界では頻繁に出てくる単位で、これを知っていると服を買うときに参考になるかもしれません。

パーカーに使用されるオンスという単位が日本で使われている例

オンスとは?

重さを表すオンスは、「1oz(オンス)=約28.35g」です。英語表記では「ounce」と書きます。重さを表す単位が厚み?と思われるかもしれませんが、詳しくは簡単なオンスの見分け方などもご紹介している「AirPriでも使われる単位!『Oz』ってなに?」という記事で図解付きでご紹介しているので参考にしてください。

パーカーで使用されるオンスの英語表記

AirPriで扱っているパーカーのオンスは?

AirPriでは、2024年の秋からパーカーにもオリジナルデザインができるようになりました。AirPriで扱っているパーカーのオンスは「10.0オンス」です。衣類の中では厚めの生地で、パーカーの中では真ん中くらいでしょうか?薄すぎないので、真冬でも重ね着をすれば十分に使用できる厚みを持っています。 またパーカー分厚すぎると、お客様が作成したデータを忠実に印刷することが難しくなってしまう懸念があるため、さまざまな検証を重ねて10.0オンスパーカーに落ち着きました。綺麗に印刷ができることと、パーカーの厚みを両立させることができたのが10.0オンスパーカーです。

5. AirPriで扱っているパーカーについて

2024年の秋からAirPriでは新しいグッズとしてパーカーも取り扱いを始めました。AirPriでは、オリジナルデザインを楽しんでほしいという思いから、ジッパーがついておらずデザイン範囲が広くとれるプルオーバーパーカーを採用しています。 AirPriで扱っているパーカーの生地やカラーバリエーション、配送までの期間などについては「AirPriで扱っているパーカーについて」という記事で詳しくご紹介しています。

6. 6. パーカーの着こなし方の例

全世界でこよなく愛されているパーカーですが、いろいろな着こなし方があります。パーカーそのものでの着こなし方もありますが、パーカー+αでのコーディネートの一部をご紹介します。これについて詳しくは、別で「パーカーの着こなし方の例をご紹介!」という記事をご用意しましたので、下のリンクからどうぞ!

7. まとめ

今回はパーカーの基礎知識に焦点を当ててご紹介してきました。普段なにげなく着ているパーカーでもこうして掘り下げてみるとおもしろいですね。また、パーカーの生地の種類についてや、オンスなどもご紹介してきました。次回パーカーを買うときの参考になれば嬉しいです。AirPriでもオリジナルデザインパーカーを作ることができます。できるだけ広い範囲にオリジナルデザインができるように、工場側と何度も交渉を重ねて実現した前面と背面のデザインサイズです。よかったらアプリで触ってみてくださいね。 最後までお読みいただきましてありがとうございました。