パーカーを着てフードの生地を触る人

パーカーの生地の種類をご紹介!

2024年秋にAirPriでデザインできるようになったパーカー。ここでは、パーカーの歴史から着こなし方までご紹介しています。秋冬に大活躍するパーカーの魅力を再発見できます。

パーカーの生地の種類をご紹介!

2024年秋にAirPriでデザインできるようになったパーカー。ここでは、パーカーの歴史から着こなし方までご紹介しています。秋冬に大活躍するパーカーの魅力を再発見できます。

パーカーを着てフードの生地を触る人

パーカーの生地の種類について

この生地では、パーカーに使用されている生地にはどんなものがあるのかをご紹介しています。

パーカーは、カジュアルに着ることができて、フォルムも人気なので老若男女を問わず着ている人が多いアウターです。パーカーは日本に入ってきた当時と比べると、技術の進歩により生地の種類が格段に増えました。この記事では、現在のパーカーにはどんな生地が使われているのか、またそのメリットやデメリットも併せてご紹介しています。 この記事では、シーンに併せて使うと秋冬の強い味方になってくれるパーカーの生地について知ることができます。

パーカーを着て微笑みかける子供の笑顔

1. スウェット生地

パーカーの素材としては、最も多く使用されている生地がこのスウェット生地です。スウェットというのは英語で「汗」という意味ですが、その名の通りこのスウェット生地には、汗をたくさん吸収できる機能の生地が使用されています。このスウェット生地は、綿(コットン)の素材を網目がすべて同じ方向になる「平編み(天竺編み、メリヤス編み)」という編み方で作ったパーカー生地です。細かい編み方なので、肌触りが滑らかになります。 スウェット生地のパーカーの裏面は、タオルのように糸がループ状に編まれています。このループ状の糸の集まりが、ふわっとした肌触りになり、たくさんの空気を含むので、保温性が高いのも特徴です。

パーカーに使用されるスウェット生地

2. 裏起毛生地

裏毛自体を特殊に加工を施して毛羽立たせている生地のことで、糸が毛羽立っている分空気の層を作ってくれるため、とても温かく保温性は抜群です。真冬に外にいる時には、裏起毛の生地のパーカーがあるととても重宝します。重ね着をすると、少し動くだけで汗をじんわりかくこともあります。何と併せて着るかや、どこで着るかなどのシチュエーションも想像して着るのがオススメです。

とても温かい生地の裏起毛のパーカー

3. ニット生地

パーカーの中でも、オシャレ寄りに見えるのがニット生地です。ニット生地は、1本の糸をループしながら編まれた生地で、縦糸と横糸で編まれた生地よりも伸縮性に優れています。ゆったりしたフォルムになるのでオシャレ感を演出できます。ただその反面、洗濯などのダメージによって生地が伸びてしまうことが多いので、洗濯のときは必ず選択表示を見てから行うのがオススメです。

ゆったりしたフォルムになるニット生地のパーカー

4. ポリエステル生地

石油を原料にして作られているのがポリエステル生地です。この生地の特徴は、軽くて丈夫なことです。ポリエステル生地のいいところは、選択しても型が崩れにくいことと、価格帯が安いことです。その反面、ポリエステル生地をはじめとした合成繊維は熱に弱いです。直射日光程度では問題ないですが、日の近くに行くと燃え移って溶けてしまうので注意が必要です。火に近づけなければ丈夫な生地です。

パーカーが丈夫で軽くなるポリエステル生地

5. フリース生地

この生地は石油を原料としたポリエチレンから作られている合成繊維の素材です。一番の特徴は、保温性に優れいている点で、起毛のように作られているので温かい空気を逃さず、その空気の層が外からの冷たい空気の間のクッションになってくれます。お肌にあたる面の起毛が長いほど保温性に優れている素材になるので、購入するときはご自身で活用する場面を想定して生地を裏返して見るのがオススメです。 またフリース生地は軽くて強度があり、速乾性にも優れています。デメリットは、合成繊維なので、火に近づけないことです。

冬に温かいフリース生地のパーカー

6. ワッフル生地

お菓子のワッフルのように縦横のデコボコのマス目の見た目に近い編み方で作られているパーカー生地です。縦糸と横糸を浮かせて編まれている生地で、一番の特徴は生地が柔らかいことです。生地自体は厚みがあるのに重たいわけではないので、衣服やバスタオル、赤ちゃん用品など色々なものに使われています。バスタオルと言いましたが、吸水や吸湿にも優れています。伸縮性もありますが、洗濯をすると、変形したり縮んだりしてしまいます。柔らかく編んである分洗濯の時には注意が必要です。

パーカーの生地がワッフルのように見えるワッフル生地

7. ナイロン生地

石油を原料とした合成繊維のナイロン生地は、ツルッとした肌触りです。レインコートなどをイメージしていただくといいです。ナイロン生地は、摩擦にとても強く、合成繊維の中でも摩擦に対してはトップクラスの強さです。耐久性が高く、摩擦のストレスがかかりやすい外での作業やアウトドア用品によく使われます。またとても軽い素材なので、カバーとして持ち歩く人も多いです。ただ、合成繊維なので熱に弱い点は注意が必要です。

耐久性の高いパーカーになるナイロン生地

8. メッシュ生地

今ご紹介したナイロン生地の編み方を、縦横に規則的に穴が空いたように編んだものをメッシュ生地といいます。ユニフォームなどでよく使われるこの生地の最大の特徴は、汗や風の通りをよくしてくれることです。熱を逃してムレにくい上に、生地自体が軽い上に、速乾性も兼ね備えているので、スポーツのシーンでよく使用されます。ユニフォームの他にも、ベビーカーの赤ちゃんの背中が当たる部分などもメッシュ記事が使用されていることが多いです。

裏生地をメッシュのように編んだメッシュ生地のパーカー

パーカーは、今ではこんなにたくさんの生地から作られています。新しい素材ができればもっと生地の種類は増えてくると思いますが、いつの時代も一番の定番は綿の素材を使ったスウェット生地です。冬に着ることが多いので、保温性を見るために、お店などで生地をひっくり返して毛足の長さを見るのはオススメです。

9. パーカーの厚みについて

パーカーの温かさは生地の種類によっても変わりますが、直接的に温かさに関わってくることといえば、パーカー自体の厚みです。生地によって厚みが変わりますが、服の厚みはそれを表す単位があることをご存知ですか?これを知っていると、次回服を買うときに役に立つことがあるかもしれません。

厚みを表す単位がある!?

パーカーをはじめ、衣類には厚みを表す単位があることをご存知ですか?厚みを表す単位は「oz(オンス)」というものがあります。日本では重さを表す単位は、外国由来で言えば「g(グラム)」、日本古来からのものなら「貫(かん)」などがあります。 オンスというのは、アメリカなどで使用されている重さの単位「ヤード・ポンド法」を用いたものです。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、釣りのルアーや、ボクシングでは日本でもオンスの単位が使用されています。そして、衣服の世界では頻繁に出てくる単位で、これを知っていると服を買うときに参考になるかもしれません。

オリジナルパーカーの厚みの単位オンス

オンスとは?

重さを表すオンスは、「1oz(オンス)=約28.35g」です。英語表記では「ounce」と書きます。重さを表す単位が厚み?と思われるかもしれませんが、実は「1ヤード×1ヤード(約90cm四方)の布の重さ」を表しているのがoz(オンス)です。つまり、「布の厚みが大きくなっていく」=「oz(オンス)の数字が大きくなる」ということになります。 簡単なオンスの見分け方などもご紹介している「AirPriでも使われる単位!「Oz」ってなに?」という記事で図解付きでご紹介しているので参考にしてください。

パーカーの厚みを示すオンスについての説明の図

10. パーカーの着こなし方の例

全世界でこよなく愛されているパーカーですが、いろいろな着こなし方があります。パーカーそのものでの着こなし方もありますが、パーカー+αでのコーディネートの一部をご紹介します。これについて詳しくは、別で「パーカーの着こなし方の例をご紹介!パーカーの着こなし方の例をご紹介!」という記事をご用意しましたので、下のリンクからどうぞ!

11. AirPriで扱っているパーカーについて

2024年の秋からAirPriでは新しいグッズとしてパーカーも取り扱いを始めました。AirPriでは、オリジナルデザインを楽しんでほしいという思いから、ジッパーがついておらずデザイン範囲が広くとれるプルオーバーパーカーを採用しています。 AirPriで扱っているパーカーの生地やカラーバリエーション、配送までの期間などについては「AirPriで扱っているパーカーについて」という記事で詳しくご紹介しています。

12. まとめ(パーカーの生地の種類をご紹介!)

今回は、パーカーを構成するための生地の種類についてご紹介してきました。パーカーの生地は、思ったよりも種類が多くてびっくりされた方も多いのではないでしょうか?これから化学が発展するにつれて、もっと生地は増えていくかもしれないので楽しみですね。いろいろなパーカーの生地がありますが、季節や温度、他の服やバッグとのコーディネートなどで、生地を基準にパーカーを選ぶのもおもしろいと思います。AirPriではコットン100%で10.0オンスのパーカーを扱っているので、他の服とも合わせやすいと思います。最後までお読みいただきましてありがとうございました。