AirPri(エアプリ)で作ったオリジナルポリ袋

ポリ袋の基礎知識

AirPriでは、スマホの中であなただけのデザイングッズを作成することができます。 この記事では、ポリ袋の作り方についてご紹介していきます。

ポリ袋の基礎知識

AirPriでは、スマホの中であなただけのデザイングッズを作成することができます。 この記事では、ポリ袋の作り方についてご紹介していきます。

AirPri(エアプリ)で作ったオリジナルポリ袋

ポリ袋の基礎知識

ポリ袋の基礎知識についてご紹介します。

日常で使うことが多いポリ袋。ちょっとした時に、ものを入れてまとめておくのにとても便利ですよね。ある程度形を変えられるので、ものを入れる時はもちろん、入れていない時は、たたんで小さくできるので、関西の方では皆さんカバンに一つは入っているのではないでしょうか?雨の日には自転車のサドルに袋一つ被せておくだけで、乗るときに拭かなくても良くなりますよね。 今回はそんな私たちに身近なポリ袋についてです。AirPriでは、オリジナデザインのポリ袋を作ることができます。まずはデザインの前に、ポリ袋の概要について皆さんにご紹介します。袋にはどんなものがあるのか、環境面は?など、身近だけど意外と知らないポリ袋の世界を覗いてみましょう。

コーヒーと袋

1. ポリ袋とは?

皆さん「ポリ袋」と聞くと、どんな袋をイメージしますか?ビニールでできていて、白っぽくて、薄くて・・・などでしょうか? ポリ袋とは、プラスチックの一種である「ポリエチレン」や「ポリプロピレン」という合成樹脂の一種を使用、加工して作られた袋のことを指します。略してポリ袋となりました。実際は、今では作られるポリ袋のほとんどがポリエチレンで作られています。ポリエチレンやポリプロピレンが原料の袋は全てポリ袋というので、私たちの周りには、とてもたくさんのポリ袋があります。ポリ袋は成分の配合や、加工次第で厚みを簡単に変えられるというのもポリ袋のメリットの一つです。

ポリ袋などに見られるプラマーク

2. ポリ袋の歴史

ポリ袋のほとんどの原料となるポリエチレンは、意外な形で生まれます。1933年のイギリスで、ある物質を作る実験中に失敗した結果、偶然できたのがポリエチレンの始まりでした。その後実験を繰り返す中で爆発したりもしましたが、1939年にドイツ軍がポーランドに侵攻した日にポリエチレン工場が稼働し、当時は軍需用として使われていました。 その後石油化学の研究が進み、汎用性のあるポリエチレンが誕生したため、世界中に一気に広まりました。日本に入ってきたのは戦後で、その耐久性と安く作ることができるメリットから、昭和50年代に関西のスーパーマーケットで導入されてから一気に全国に広まりました。 このポリ袋の特徴の一つに「衛生的」というメリットがあります。今ではパンを買って家で食べるのは当たり前ですが、当時はこのポリ袋が普及したことで、やっとスーパーにパンが並ぶようになったと言われています。 爆発事故を繰り返しながらも誕生して、その後戦争で使われ、やっと日本に入ってきたという事実を知ると、ポリ袋の歴史の重みを感じますね。

科学実験をしているイメージ

3. ビニール袋との違い

身近にあるポリ袋ですが、では「ビニール袋」とはどう違うのでしょうか。呼び方が違うだけ?あまり日常では意識して区別していませんが、ポリ袋とビニール袋には明確な違いがあります。 答えは「原料の違い」です。ポリ袋はポリエチレンやポリプロピレンが原料で、ビニール袋は塩化ビニールという別の物質が原料になっています。ただ、今日では、皆さんがビニール袋と呼んでいるもののほとんどは、ポリエチレンやポリプロピレンが原料なので、正しくは「ポリ袋」という呼び方が正しいということになります。 塩化ビニールの方がポリエチレンなどの物質よりも歴史が長いので、今でもその呼び方が定着しているというわけです。 ちなみに「ダイオキシン」という物質はご存知ですか?一時期ニュースなどで話題になりました。ビニールなどを燃やすと出る有毒ガスです。それも研究が進められ、ビニール袋やポリ袋を燃やしてもダイオキシンはほとんど発生しないということがわかっています。

買ったものを入れているポリ袋を持つ人

4. SDGsとは?

ダイオキシンの話が出てきたので、環境問題にも少し触れておきましょう。最近盛んに言われているSDGsは、皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustinable Development Goals)」のことで、2015年に国連サミットにて全会一致で採択された目標です。2030年までに、「ずっと続けることができて、かつより良い世界を目指そう」という国際目標です。SDGsの中には、17のゴールと169のターゲットがあり、「地球上の誰も取り残さない(全世界で)」ということを誓約しています。

SDGsのマーク

17のゴール

1. 貧困をなくそう 2. 飢餓を0に 3. 全ての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに 5. ジェンダー平等を実現しよう 6. 安全な水とトイレを世界中に 7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8. 働きがいも経済成長も

SDGsの目標の12番目の「つくる責任、つかう責任」

9. 産業の技術革新と基盤を作ろう 10. 人や国の不平等をなくそう 11. 住み続けられるまちづくりを 12. つくる責任つかう責任 13. 気候変動に具体的な対策を 14. 海の豊かさを知ろう 15. 陸の豊かさも知ろう 16. 平和と公正を全ての人に 17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの目標の13番目の「気候変動に具体的な対策を」

以上のことが世界で決められたので、日本はレジ袋が有料になりました。温暖化や環境汚染の観点からSDGsの取り組みの一つとして導入されたんですね。2030年まではこれからもう10年もありませんが、この目標は世界中の人たちで実現して、今までにないような住みやすくて環境にも優しい地球を作りたいですね。

5. ポリ袋の種類

ポリ袋はプラスチックを原料としており加工しやすいので、加工の方法によって種類がいくつかあります。それぞれの特徴をご紹介します。

HDPE:高密度ポリエチレン

軟化温度120℃、融点150℃です。LDPEと比較すると高温に耐えられる特長があります。引っ張っても伸びにくく、フィルムが強いので、薄手のものでも強度があります。耐熱性、耐寒性、防湿性があり、薄いフィルムも作ることができます。触り心地は硬く、シャカシャカッと音がなります。HDPEよりも安く生産できます。 使われている製品:レジ袋、薄手のゴミ袋など

LDPE:低密度ポリエチレン

最も生産しやすく安くたくさん作ることができます。日本のポリ袋の半分以上はこのLDPEです。フィルムの伸びが良くて、突き刺し強度や衝撃強度にも優れています。透明度が高く、しなやかで伸びやすく、触り心地はツルツルしています。耐熱温度は80〜90度と低めです。 使われている製品:不燃物用のゴミ袋、チャック袋、マヨネーズやケチャップの容器など

LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン

見た目ではLDPEと区別しにくく、透明性や耐熱温度はLDPEと変わりません。ただ、LDPEよりもさらに突き刺し強度や衝撃強度に優れています。これもしなやかで伸びやすくツルツルしている触り心地です。冷凍にも向いていて、マイナス40〜70くらいまでは問題ありません。 使われている製品:不燃物用のゴミ袋、ソーセージの袋など

IPP:インフレーションポリプロピレン

LDPEよりも硬いので伸びません。肌触りはツルツルとしていて、光沢もあります。透明度があり、素材が滑りやすいので、中にものを入れやすいです。ただ低温になると強度が弱くなるので冷凍の時は不向きです。 使われている製品:パンの包装、野菜や果物を入れる袋など

OPP:二軸延伸ポリプロピレン

透明度が一番高く、触り心地は硬めの質感です。IPPよりも光沢度が高く、引っ張り強度もとても強いので、引っ張っても全然伸びません。その分折り目がつくと消えにくいデメリットもあります。耐水性、耐油性、強度が高く、透明度も高いので、梱包した商品をキレイに見せることができます。 使われている製品:DMの宛名欄、おにぎりの包装、衣装の梱包など

CPP:無延伸ポリプロピレン

透明度、耐水性、防湿性が高く、光沢もあります。OPPよりは多少伸びやすく少し柔らかいです。他の樹脂とを合わせていろんな強度や耐熱性を作ることができます。 使われている製品:ラミネート、スナック菓子の包装など。

6. AirPriで使うポリ袋は?

AirPriのオリジナルポリ袋の材質

AirPriで扱っているオリジナルポリ袋は、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)を使用しています。上にも書いたように、その特長は、手触りが滑らかで素材は柔らかく、冷凍にも向いているので、中に冷凍物を入れてそのまま冷凍庫でもOKです。光沢があり、高級感があります。

AirPriで印刷テストをしたポリ袋

AirPriのオリジナルポリ袋の厚さ

AirPriのオリジナルポリ袋の厚みは80マイクロメートルです。100分の8ミリです。といっても分かりづらいですね。スーパーのレジ袋が0.01〜0.03ミリですので、0.08ミリは結構厚みがあるということになります。重たいものを入れてもしっかり持てる厚みがあります。ホームセンターで売っているお米を入れる袋が、厚みのイメージです。

AirPriのポリ袋厚みは米袋と似ている

AirPriのオリジナルポリ袋のサイズ

AirPriで扱っているオリジナルポリ袋のサイズは2種類あります。「A3」サイズと「A4」サイズです。本来ならば、A3は縦が42cm横が29.7cm、A4は縦が297cm横が210cmですが、それがスッポリと入るようにAirPriで扱っているオリジナルポリ袋は、A3サイズは縦49cm横33cm、A4サイズは縦39cm横25cmと、ゆったりめに作ってあります。右の図のようになっているので会社の資料や薄手の服をスッポリ入れることができます。

AirPriで扱っているポリ副袋の大きさ

AirPriのオリジナルポリ袋のデザイン印刷サイズ

AirPriのオリジナルポリ袋の印刷サイズは右のようになってます。A3サイズなら、袋が縦49cm横33cmに対して縦40.5cm横31.5cmの印刷範囲で、A4サイズは縦39cm横25cmに対して縦31cm横23.7cmの印刷範囲となっています。ギリギリまで印刷範囲を広げているので、オリジナルデザインや会社のロゴを大きく強調できます。 印刷は、片面印刷のみの対応となっております。

AirPriで扱っているポリ袋の印刷サイズ

AirPriのオリジナルポリ袋の色は?

AirPriのオリジナルポリ袋の色は「乳白色」です。簡単にいえば白色です。メリットはこの色は中身が透けにくいことです。白いオリジナルポリ袋はどんなシーンでも使うことができる点と、印刷の色に左右されない色なので、AirPriではこの乳白色を取り入れています。

AirPriで扱っているポリ袋の色

AirPriのオリジナルポリ袋の持ち手の強度

AirPriのオリジナルポリ袋の持ち手の強度はどれぐらいでしょうか。試しに実験してみました。その結果は、2Lのペットボトルを3本入れても十分OKでした。約6キロにも耐えることができます。

AirPriで扱っているポリ袋の強度の図

AirPriのオリジナルポリ袋は環境への配慮は?

AirPriのオリジナルポリ袋の環境への配慮ももちろん行なっています。環境に配慮しているため有料化の対象外になるレジ袋には条件があり、それのどれか一つでもクリアしていればOKです。 1. プラスチックのフィルムの厚さが0.05mm(50μm)以上あること ポリ袋は繰り返し使用が可能であることから、プラスチック製の袋の過剰な使用の抑制に寄与するためです。 2. 海洋性分解性プラスチックの配合率100% 海の微生物によって分解ができるプラスチック袋は潰瘍プラスチックのゴミ問題の対策に寄与するためです。 3. バイオマス素材の配合率が25%以上 地球全体のCO2総量を変えないために植物由来の素材を使用することで地球温暖化に寄与します。 AirPriで扱っているオリジナルポリ袋は、厚みが0.08mmととても分厚く駅ており、上の条件の1を満たしています。これからの地球をより住みやすくするSDGsも意識しながら企業活動をしています。

AirPriは環境への取り組みの一環として厚みを持たせている

AirPriのオリジナルポリ袋の用途

AirPriで扱っているオリジナルポリ袋は、しっかりとした厚みと光沢があり、高級感があります。そのため、展示会やイベントの時の袋として人気があります。またツルツルしている触り心地なので、アパレル関係のお店で使っても服の生地を傷める心配がありません。強度もあるので、多少尖ったものを入れても破れにくいです。そこにお店や会社ののロゴや、イラストを入れればとてもクオリティの高いオリジナルポリ袋が出来上がります。 また、お土産用の袋など観光用途としても人気が高いです。

ポリ袋がよく使われるアパレルの催し会場

7. まとめ

ここまでポリ袋についてみてきました。科学的な進歩によって生まれたプラスチックを使って、用途に合わせた厚みや強度のポリ袋を作ることができるようになり、戦争に利用された背景も経て、今では私たちの生活に深く浸透しているポリ袋。こうやって俯瞰してみてみると、すごいなと思います。また、昨今では環境面の問題も取り立たされています。AirPriでは環境面も配慮した製品作りをしており、AirPriのポリ袋は何回でもリサイクルすることができます。 大きいイベントの時や、お店、会社のノベルティ用にとして商品を入れる袋に幅広くご利用頂いております。さらには家族でオリジナルポリ袋を作ったり、友達と卒業記念などの記念にお揃いの袋を作るのもカワイイですよね。AirPriで実際にオリジナルポリ袋を作る時は「AirPriでオリジナルポリ袋をデザインする」という記事でご紹介していきます。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。